レンゲソウ
2013年 04月 17日
さて、今日は花だよりです。
一昔前までは、春の風物詩といえばレンゲ畑もその一つでした。
田んぼ一面にピンク色のレンゲ草が咲きそろい、蝶やミツバチが飛び交い、レンゲで首飾りを作っている子供たちがいたりと、レンゲ畑はのどかな田舎の風景でした。
そのレンゲ、蓮の花に似ている所から蓮華草と呼ばれるそうですが、この根にバクテリアがついて、イネにいい肥料になるところから緑肥として、長い間重宝されてきたそうです。
稲刈りが始まる前、田の水を抜き、その後にレンゲの種をまくと、次の年の春、ピンクの花が田んぼ一面に咲いたそうです。もっとも、こぼれ種で、その手間を省いても次の年、レンゲは満開だったそうです。
そんな緑肥としてのレンゲは化学肥料ができるまで。
昭和の末期ごろまで続いた春の風物詩は、化学肥料の進出で、だんだんすたれていったそうです。
asanagiの散歩コースの田んぼも例外ではなく、ほとんどレンゲは見当たりません。
たまたま見つけた生き残りのレンゲ畑です。懐かしさがこみ上げてきました。
by asanagi62
| 2013-04-17 14:15
| 花