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はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

重い話に考え込んだ一日でした。

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さて、今日の一枚はこれ、天人菊でしょうか。夏色の元気色ですね。

ところで、明日は図書館へ行く日なので、先日借りていた、元、目ざましテレビのキャスター、大塚範一さんの
「耐えて・咲く」という本を読んでしまいました。

ゴルフの練習中に首のしこりを見つけ、それが癌であることが判明。
その病床で綴った闘病記でした。

asanagiは闘病記や介護の世界は自分の将来を見るようで、不安だし、恐怖心もあって、以前はできれば避けたいし、読みたくない本のジャンルでした。

しかし、古希を過ぎ、自分の体が、少しづつ壊れ始めると、向き合う日の近くなったことを感じてしまいます。

さらっと書いているようだけれど、大変な葛藤や恐怖心の中で、病と向き合う姿が綴られていて、他人事ではないと思った本でした。
重い話に考え込んだ一日でした。_c0043055_14283878.jpg

また、昨日は福島原発の元所長、吉田昌郎さんの死の報道もありました。
あの恐ろしい津波がなければ、まだお元気だったかもしれないと思うと、残念な気もしますし、あの大事故の中、第一線で、原発と戦い、地獄を味わっただろうなと思うと、簡単に言葉もかけれないような複雑な気持ちになりました。ご冥福をお祈りいたします。

そして、人間一滴は「がんばらない」の鎌田実さんへのインタビュー。
多くの人の死をみとった彼、死についての生々しいお話でした。
じっと聞いていると涙が出て来る場面もありました。
最近は「大・大往生」という本を書いていらっしゃるようでした。

一日一日を丁寧に生きて、結果として、死がやって来たときには潔く、しかも穏やかにさらっとお別れしたいですね。

今日は重い話を連続に聞いたり、読んだりし、asanagiなりに考え込んだ一日でした。
by asanagi62 | 2013-07-10 15:24 | 老い