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はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

紅白の椿

 我が家の庭には椿の木がある。正面玄関の近くにある紅白の模様入りの椿は夫が実家からもらってきたものである。私達ともう30年以上も一緒に住んでいて、毎年、年が明けるとボツボツ咲き始める。

 ところが、この木、7年前に一度枯れかかった事がある。改築をした時、どうしても残したくて、庭をいじる事を止めたにもかかわらず、改築が完成するや否や、葉が一枚また一枚と枯れ始めた。

 その間、夫は木に負担がかからないように、枯れかかった葉を早めに落としたり、枝を切ったりしたが、枯れは止まらなかった。「もうだめかもしれない。」と誰もが思っていた矢先に最後の一枝の先の葉、一枚だけが枯れなかったのである。

 その年の夏は、暑さよけのこうもり傘をかけ、その年の冬には風で倒れないようにとつっかえ棒を立てたりし、その後もそれは大事に世話をしているうちに、3年前、やっと一つ花が咲いた。その年の3月、娘が、結婚式を上げることになっていたので、家族で喜んだのを覚えている。

 2年前には7個咲いた。去年は24個。今年は寒かったせいか花はまだ咲かない。しかし蕾がたくさんついている。今月中には花が咲きそうである。待ちどうしい。

 

 
by asanagi62 | 2006-02-01 21:13 | 我が家の庭