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はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

障子のアート

夏休み、娘一家の去った後の部屋は悲惨なものでした。

14年前に改築してから、一度も張り替えていない障子がびりびり。大小合わせると10箇所以上の穴。
まるで、時代劇に出てくる浪人長屋の障子のようでした。(写真で見せれないのが残念!)

何とかしなければ・・・と思ったが、この夏暑すぎて、とても張り替える気にならない。
洗濯物を干しに行く度、ため息をついて降りてくるだけでした。

全部張り替えるか、部分貼りにするか、孫はまだ破る可能性はあるし、このままだと寒いし、戦後の貧しい頃を思い出すなあ・・・など考えること1ヶ月。
やっと涼しくなったので、気の進まぬまま決着をつけることにしました。

とりあえず、全部障子やさんに頼むことはやめよう。
いかに沢山破れていたか孫たちにも見せなくちゃあ。
その時、asanagi、ちょっとばかり教育ばばさんになっていました。

戦後、母が良くしていたなあ。
さくらの花びらを破れたところにぺたぺたと貼り付ける。
asanagiもそれを真似る事にしました。

貼りながら、最近の家、障子は少ないし、職人さんにはっていただいても値段もそんなにしないし、こんなにつぎはぎの障子を使っているところはないだろう、と考えてもみたり・・・
とりあえず、孫たちがもう少し大きくなるまではこれで我慢しなければ・・・と迷うことしきり・・・

しかし、全部貼り終えたところで、眺めてみると思ったより悪くない。

もっと計画的に、隅っこに女の子がシャボン玉を吹いているところを切り絵で作って、後は大小の丸を貼り付ける。結構、障子のアートとして、いい線いったのでは・・・
と無計画さに反省もしましたが,そこはasanagi、つぎはぎ障子にちょっぴり自己満足の午後でした。
by asanagi62 | 2012-09-24 11:28 | おしゃれに生きる