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はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

図書館へ行ってきました。

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さて今日は遅ればせながら、図書館へ行ってきました。

今回読んだ本は「日本を信じる」。

ドナルド・キーンさんと瀬戸内寂聴さんの対談形式の本でした。

ドナルド・キーンさんは東北震災後、多くの外国人がそそくさと逃げ帰る中、いち早く日本に帰化することを宣言し、私たちを力強く支持してくださった親日派の外国人です。

ちょうど震災から1年後に出版された本ですが、その1年後に出合うことができました。

寂聴さんもキーンさんも90歳、戦前から戦後の日本をずっと見てきた上に、学者と作家で、職業名は違いますが、お二人とも日本文化を研究され、日本を知り尽くしているだけに説得力のある本でした。

今回の本で、asanagiも共感したいところは、

キーンさんはじめ多くの外国人は、第2次大戦後、焦土化された日本をみて、

「もう二度と日本は立ち上がることはできないだろう、戦前の日本になるまでには50年はかかるだろう。」
といって日本語を学ぶことを止めたり、日本で働くことを止めて、中国語を勉強したり、中国へ働きに行ったりして、日本を去る外国人が多かったそうです。

しかし、8年後に再び日本へやって来たキーンさんは日本がものすごい勢いで変化発展しているのに驚いてしまったということでした。

日本は、きっと復興する。
そして、また新しい文化を生むだろう。
日本を信じる。・・・・・力強い言葉でした。

清潔で、礼儀正しく、前向きで、頑張る日本人が大好きのようでした。
by asanagi62 | 2013-04-08 16:12 | 今週の1冊