人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

功労賞

夫が功労賞をいただくことが内定した。

その道での長年の功労に加えて、退職後の功績も認められた賞だそうである。
何事にも誠実に取り組む夫には当然な賞。
素直におめでとうっていってあげた。

しかし複雑な思いもあった。

夫とasanagiは同じ職業。
本来なら二人して60歳の定年まで勤めることができるはずであった。
ところが、夫が管理職に昇進するためには妻が退職しなければならない。

やっと子育てから解放され、仕事が面白くなった頃であった。
その上、息子が大学生、娘は中学生、これから教育にお金がかかるという大切な時でもあった。

止めたくない・・・・という思いが募ったが、夫の昇進を犠牲にもできない。
泣く泣く退職を決断したのであった。
asanagi45歳の春であった。

当時、世間は、女性雇用機会均等法が制定され、いよいよ女性も総合職になれるという頃。
しかし、地方はまだまだ封建的で、女性の地位は低くいままだったのを覚えている。

女性の社会進出、地位の向上、など今でもいろいろと叫んでいるが、いろんな場面で、相変わらずの女性蔑視は終わらないようである。


功労賞_c0043055_23552713.jpg

by asanagi62 | 2016-02-04 00:17 | 家族