代表的日本人

内村鑑三の本に「代表的日本人」がある。
この本を書いたのは開国から50年ばかり経った頃らしい。
日本が日清日露戦争に勝利し、日本人は盲目的な忠誠心と極端な愛国心を持つ偏った民族であると外国から見られていたころであろうか。
内村は代表的日本人として西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮をあげ、真の日本人の心を説いたそうである。
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このうちの一人、中江藤樹はわが町で今も尊敬され、小さい頃から子供たちも藤樹先生と親しんできた人。
教室の全面には写真があり、道徳の時間にはその人となりも学んできた。

中江藤樹にはいろんな名言がある。
先生は徳や人格を大切にしており、賢ければ識者にはなれるが、人格者でなければ学者にはなれない。
つまり、徳が無ければ識者は学者とは言えない。
逆に無学でも徳があれば学者になれると説いている。
行いを特に大切に説いていられる人だと思う。

夫は常々「真の学者になれよ。」と息子に言っている。
知識ばかりでなく徳の備わった学者になる日が来ることをasanagiも願っている。

今日5月6日から夫はその会の会長に就任することになった。
常々、彼の人柄、誠実さは一番傍にいるasangiが一番認めているが、周りからも信頼され、認められたのだろう。
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物は豊かになったが、殺伐としていて心がついていかなくなった今こそ藤樹先生の心を学んでほしい。
NHKのEテレでも今年の1月、内村鑑三の代表的日本人を取り上げている。
江戸時代の偏った愛国心や忠誠心を離れて、今を生きる現代人にも人として何が大切なのかを改めて考えてみようというのだろうか。
グローバル化で、国境が薄くなりかけている今、どの国にも通じる、人として大切なことを考える時期に来ているのかもしれない。
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by asanagi62 | 2016-05-06 17:11 | 今週の1冊 | Comments(0)

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