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はなびら

残された時間の中でおもうこと


by asanagi62

あっぱれ稀勢の里!

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一夜明けて、国民の感動を独り占めにした稀勢の里の会見があった。
一仕事を成し遂げた安堵感か、何とも言えない穏やかでさわやかな姿であった。
そこには場所前には感じなかった横綱としての風格とオーラが漲っていた。

昨日のasanagiは感動して涙が止まらなかった。
ほとんどが味方とはいえ観衆に身をさらし、誰にも助けてもらえない状態である。
痛みに耐え、責任感の重圧に押しつぶされそうな中、2番も勝つことの過酷な試練は並外れとしかいえない凄いものであった。

あっぱれとしか言いようがない。

しかし、この陰でお母さんはハンカチに顔をふさぎ泣いていたようであった。
過酷すぎて見れなかったのだろう。
心中察するものがあった。

あの時、asanagiは息子のことを考えていた。
息子もイギリス留学中はいろんな苦しみに耐えていたようであった。
一人異国で号泣していることもあったらしい。

そのことを知りながら、
「今、中途半端に日本へ帰ってもお前を受け入れてくれる人は一人もいない。」
といつも冷たい言葉を吐きながらイギリスへ追い返していた。
冷たい母であったと思う。

その甲斐あってか、諦めずに苦しさに耐えた息子は、今、日本で活躍の場を与えられている。
息子はまだ道半ばであるが、きっといつか稀勢の里のようなオーラが放たれる日もあるだろう。

平凡なasanagiには己自身、人に誇れるものは何一つない。
しかし、息子を育てたという自負はただ一つasanagiの誇れるものかもしれない。

稀勢の里のご両親もさぞ誇らしいことであろう。




by asanagi62 | 2017-03-28 14:52 | 最近の話題