シロバナタンポポ
2019年 02月 03日
シロバナタンポポは日本在来種らしいが関東以西にしか見られないそうである。
四国でもめったに見ることはない。
今日は何かいいことがあるかもしれないと思いながら歩いていると、93歳のおばあさんに出会う。
お近くの方であるが、お話したことはない。
お互い顔は知っているが名前までは知らないといった間柄であった。
お医者さんに「死にたくはないが、生きたくもない。どうしたらいいのでしょうか。」と尋ねたら、
「そうじゃなあ、とりあえず足を鍛えておきなさい。」と困っていたそうな。
体が衰えていって、やれるもの、やりたいものが減っていっても生きていかねばならない。
asanagiにも間もなくそんな日が来るんだろうなと思いながら帰途に就いた。
帰ってシロバナタンポポの花言葉を探してみると、「私を探して、そして見つめて」だそうである。
老いゆく自分の足元ももっと見つめていかなければとも思った。
ボケの花が一輪寂しそうに咲いていた。
二十八 源宗于朝臣
山里は冬ぞさびしさまさりける
人目も草もかれぬとおもへば
by asanagi62
| 2019-02-03 11:06
| 花